【南極旅行】南極ってどこの国?

こんにちわ〜

7年連続で南極に行っている、南極ガイドのシホです!

そして、今年も来週からいよいよ乗船予定です。

しかし、この南極って一体どこの国に属していて、誰の管理下なのでしょうか?

*私が指す南極は観光で一番メジャーな南極半島のことを指していますので、その点を踏まえて、ご覧下さい。


観測基地


南極には、環境調査を行う世界各国の観測基地がひしめいています。

日本では昭和基地、ドームふじ観測拠点がありますね。

あとは、南極点にあるアメリカのアムンゼンスコット基地。

そして、南極の観測基地の中でも規模が大きくて知られるアメリカのマクマード基地など。

私は、今までに南極半島で、アルゼンチンのアルミランテ=ブラウン基地、エスペランサ基地、アメリカのパーマー基地、ウクライナのべルナツキー基地、中国の長城基地、元イギリスの基地、ポートロックロイなどを訪問しました。

観測基地では、気象、磁気、氷河、オーロラなどについての地球化学についての調査、研究が行われています。

世界30カ国以上、約70もの南極観測基地で、リサーチが行われています。

夏には数千人が南極に滞在し、越冬して残る人達もいます。


南極条約

南極条約とは、1959年12月1日に採択されました。

この条約を元に、南極は管理され、平和と科学目的の研究の地として定められています。

締結国は、2016年2月現在、日本を含む53カ国にのぼります。

主な内容は、

  • 南極に領有権を主張しない
  • 領土請求権の凍結
  • 南極地域(南緯60度以南の地域を指す)が平和目的のために利用される
  • 軍事利用の禁止
  • 核爆発と放射性廃棄物処分の禁止
  • 化学的調査の自由と国際協力

この件については、当サイトブログ南極で一番辛い仕事は? でも、書きましたが、

とにかく、南極の自然に人間が加わることでの悪影響を防ぐ!

南極を、化学的価値ある地として位置付ける!

南極本来の美しさを保つこと!

国と国の喧嘩の場所にしない!を目的としています。

そして、この南極条約締結の以前に、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、フランス、ノルウェー、アルゼンチン、チリは領有権を主張していましたが、条約により一旦凍結したのです。


南極領土主張


上記の南極条約で、南極はどこの領地にも属さず、領土請求権も一旦凍結したものの、今でも領土の主張をする行為をたたみかけます。

例えば、亜南極のイギリス領、フォークランドですが、アルゼンチン側ではマルビナスと呼んでいます。これは、イギリスとアルゼンチンが領土の主張をした、フォークランド紛争の名残ですが、今でもアルゼンチンは暗にフォークランドの領土はアルゼンチンのものだ!と主張しているのでしょう。

また、南極半島の観光では外せない、アルゼンチンのアルミランテ=ブラウン基地ですが、私は10回に1回くらいしか、基地の人間がいるところを見たことがありません。普段は領土主張のために、設置しているだけの基地との疑暗が出るのは否めないでしょう。

また、アルゼンチンのエスペランサ基地では、学校もあり、そして世界初の南極生まれの子供も生まれました。

この一連の事実は、南極条約での南極はどこの領地でもないと、締結されましたが、実際は未だにアルゼンチンは領土の主張をしていることは明らかです。

そして、私は実際に目撃はしていませんが、アルゼンチン以外にも他国も領有権の主張をしている国はあるとは思います。

国家、国家で私個人が想像もできないような事情もあるだろうし、領土争いに関しても歴史を全て知っているわけでもないのに、一個人が意見を言うことはできないです。

ただ、私の大好きな南極が、地球最後の秘境の南極が、最後の楽園南極が、これからも美しい姿で時を超えて、次世代にも繋がっていくことを願って止みません。


まとめ

1959年に締結された南極条約で、南極はどこの国にも属さないことが決まりました。

しかし、実際には領土主張の問題はまだまだ根強く残っています。

南極が、ずっと平和で壮大な美しさを残し続けていけるように、一人でも多くの方に南極を見てもらって、一個人の南極への意識が拡がって行けばな〜と、思う南極ガイドのSHIHOでした。


 

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